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1990年8月発行 広報よみたん / 11頁

保健婦だより 多すぎても少なすぎてもいけない!コレステロール 城間末子

 先日、座喜味公民館での健康相談で「コレステロールって何?」とある婦人から聞かれました。日常用語になったコレステロール。それは白い結晶で脂肪の一種です。ホルモンの材料になったり、脳とか心臓とかのいろいろな細胞膜を作ったり、私達に欠かすことのできないものです。大部分が肝臓や腸壁で作られ、食物として体内に入るものは十%以下に過ぎません。ふつう血液一〇〇mlあたり一三〇~二二〇㎎/dlが正常範囲、望ましい値が一八○㎎/dlといわれます。多すぎると動脈硬化を起こし血液の流れをつまらせてしまう悪い働きをします。そのまま放置しておくと狭心症や心筋硬塞がじわじわと進んでいく可能性があります。

★善玉・悪玉コレステロール
 動脈硬化の予防で大切なのは、血液中のコレステロールをコントロールすることです。コレステロールや中性脂肪などの脂肪分は、たん白質のうすい膜に囲まれた”リポたん白”という形で血液の中に入っています。この”リポたん白”には、何種類かありますがそのうちLDLというのは動脈硬化を進める「悪いコレステロール」、一方HPLというのは血管壁に付いた余分なコレステロールを背負って肝臓へ運ぶ「良いコレステロール」で、正常値は40~80㎎/dlです。

★善玉コレステロールを増やすには
①エネルギーを取り過ぎないように!!
②動物性の脂肪よりも植物性の油を多めに!!
動物性の脂肪は、一般に飽和脂肪酸とコレステロールを増加し動脈硬化を促す原因になります。植物性の油は、一般に不飽和脂肪酸を多く含んでいてLDLコレステロールを減らし動脈硬化を迎える作用があります。
③魚を積極的に利用する魚に含まれる油は、動物性油脂ですが、植物油と同じように動脈硬化を予防します。
④甘い食品を取りすぎないように!!
中性脂肪が増えて動脈硬化の原因になる。
⑤繊維性食品を多めに!!繊維性食品は、余分なコレステロールを便と一緒に排泄する役目をします。野菜を多く取るようにしましよう。
⑥適度の運動をしましよう!!
エネルギーを消費することによって皮下脂肪や血液中の余分な脂肪がなくなり肥満や高脂血症の予防になります。
⑦適度のアルコールはよいが、タバコはよくありません。(ビール一本、日本酒なら一合、ウイスキー・泡盛では水割り一~二杯まで)
★タマゴのコレステロールは?
 牛乳と並んで完全食品の代表といわれるタマゴは卵黄一〇〇g当たり、一、二一二㎎のコレステロールを含んでいますが卵白には全く含まれてないので、一個にすると二五〇㎎弱ほどにしかなりません。
しかもそのごく一部しか体内に吸収されないから心配はいりません。一日一個は大丈部です。かつてはイカやタコ、エビなどは、コレステロールが非常に高いといわれていました。しかし最近になってそれほど多く含まれていないことがわかりました。
 特に禁止すべき食品はありませんが、食べすぎないようにバランスを考えた食生活を心がけたいものです。

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