読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1990年10月発行 広報よみたん / 11頁

保健婦だより=尿は健康に関する情報の宝庫=知花トモ

 住民検診の相談の場でコレステロールの次に質問が多いのに尿に関する事があります。「生理中ですが尿の検査は受けた方がよいですか」「潜血ってどういう事?」「毎年オシッコの検査でひっかかっているが毎年の事だから病院に行った事はない」「精査を病院で受けるように勧められたが病院では異常ないと言われる」逆に「これぐらいの事で病院にくるかと先生にしかられてしまった」…等々、いろいろです。尿の検査は小さな試験紙を尿に浸すだけで色が変化しすぐに結果がわかります。集団検診だけでなく、具合いが悪く病院に行った時、どこでも必ずする最初の検査の一つです。これはスクリーニング検査とよばれ体の中に病気の兆候があるかないか、あればそれが軽いものか重いものかを大づかみに判断するふるいわけ検査です。尿は出はじめと終わりのものは捨て中間の尿だけを検査用のコップに三分の一から半分くらい入れます。健康な人の場合、尿の量は一日に約1リットル~1.5リットルビール瓶(大)二本くらいを約五~七回くらいに分けて排泄するのが目安です。尿の中には病気や体の状態を知る情報がたくさん入っています。毎日排泄している尿の中には、体が要らなくなった栄養分のカス、余った塩分肝臓が解毒した老廃物、ビタミンミネラル、ホルモン、酵素などが濃縮されて混じっています。体に異常が起こったり、病気をすると尿と一緒に出されるべき有毒物が体内に滞ったり糖や蛋白が出すぎたり血液が混じるというような影響が出てきます。今の一番進歩した試験紙では、肝臓の機能が悪いとか、尿の流れにばい菌が入っているとか、蛋白、あるいは最近、非常に増えてきた糖尿病でブドウ糖が尿に出ているかといったことや、糖尿病の為に体内で脂が十分に燃えないで燃えカスが処理できなくてケトン体という物がたまっているとか、腎臓や尿路に石やでき物、炎症などがあって尿に血液やヘモグロビンがおりているという事までわかります。
 それから体液や食事の偏りを調べるPHといって尿の酸性かアルカリ性の度合、尿の濃さを調べる比重もわかります。一回の検尿でこれだけの事がわかるようになりました、それから尿の出る時に痛みを感じたり、出かたが悪い、残尿感があるなどの症状も体の状態を知るバロメーターになります。
 毎日なにげな<だしているオシッコもこんなに大事です。いいオシッコは体が健康である事を教えててくれます。トイレに行くたびに自分のオシッコは注意して観察してみましよう!!

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