読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年10月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】待望「野外スタンド」の建設に着工 【写真:工事の安全を願って:写真1】

 近々、読谷村運動広場に大規模な「屋外スタンド」が誕生する。
 現在の運動広場は、村民の社会体育、コミュニティ活動の場として多くの人達に活用され、特に、村民の各種スポーツ大会、各区における区民運動会、村内各団体による運動会や種々の催しもの等、連日フル稼動している。また、村内のみならず、村外からの利用者も多く、各種スポーツの県大会、中部地区大会等、大きな催しものも急増。村民の社会活動の場として定着していますが、常設のスタンド施設がないため村内各種団体をはじめ村外の利用者からも常設のスタンドの設置が強く望まれていました。
 このようなことから村では、運動広場利用者の利便に供するために「屋外スタンド」の建設に着手しました。
 その「起工式」が八月十四日午後、現地にて挙行され、北村住職による工事の安全祈願と山内徳信村長及び工事を請け負う玉城敏雄八城建設社長、真玉橋朝雄設計事務所代表らによる鍬入れ式が関係者の見守る中、おごそかに取り行なわれました。
 挨拶の中で、山内村長は「みんなの意見、創意工夫、関係者の一生懸命な努力によって半永久的でりっぱなスタンドができる。ここを中心として沖縄県民の交流、国際交流の場として使用し、新たな文化拠点、地域活性化につなげ、村民の評価に耐えうるような施設にもっていきたい」と抱負を語り、また、玉城社長は「村民のあらゆるイベント、スポーツなど期待のかかる施設を施工出来るのは光栄である。会社の全エネルギーを投じて村民の期待に沿うよう頑張る」と述べられた。
 この「屋外スタンド」の工期は平成四年一月末までとなっていますが、一部を残して本体のスタンド部分は十一月までには完成するみとうしで、今秋の「読谷まつり」には利用が可能となり、大きく期待されます。
 屋外スタンドが完成しますと、規模的にスタンド兼ステージとしての機能が充分に活かされ、読谷まつりでの赤犬子琉球古典音楽大演奏会や小、中学生による吹奏楽発表会、コンサート等に、また、各種スポーツ大会等の観覧席などに幅広く活用され、村民への期待に応えることが出来るでしょう。

【工 事 概 要】
名称:読谷村運動広場
  「屋外スタンド新設工事」
場所:座喜味前原二九七六番地
構造:鉄筋コンクリート造平家建
規模:敷地面積・約二、七九四㎡
   建築面積・約五七八㎡
   延床面積・約五五三㎡
   スタンド面積・約一七五㎡
   ステージ面積・約一二九㎡

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