読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年1月発行 広報よみたん / 6頁

【見出し】白い杖の日 視覚障害者に理解を!(読小五年体験歩行) 【写真:2】

  十月十五日は「白い杖の日」。
この日にちなみ、読谷小学校の五年生約八十人は目の不自由な人たちの苦しみを少しでも理解しようと、十二日(土曜日)の午後、村総合福祉センターでアイマスクをかけての体験歩行や盲人卓球を経験した。
 これは、読谷村身体障害者協会が「白い杖の日」にちなんで毎年、啓蒙の意味から実施しているもので今年で四回目を迎えます。体験を前にして知花裕和身障協視覚部長は「障害者を正しく理解し、深い感心を持ってほしい。視覚障害者は、目が不自由なだけで、目以外の機能はみなさんと同じ。困るのは、違法駐車や歩道に自転車や物が置いてある場合だ。これを機会に歩道の障害物を見たら片付けてほしいし、そのことを知り合いに訴えてくれたらとても嬉しいです」と、児童生徒らに視覚障害者への理解と協力を呼び掛けました。
 そして、仲宗根憲栄民生部長と又吉助好読谷小学校校長からの挨拶の後、児童らは二手に分かれ、視覚障害者十二人の協力、指導を受けながら、歩行と卓球を体験しました。アイマスクを着けての体験歩行では、二人一組になって友達同志で支え合うものの、目を覆って、杖を頼りに歩行することは初めての経験。それだけに児童生徒は「こわいよ一」、「だいじょうぶ、何もないよ」と、声をかけあいながらも不安な表情で福祉センター周辺を恐る恐る歩行していました。
 また、同様にして卓球では音のでる黄色のピンポン球に全神経を集中。双方がゲームを展開するも、思うようにラケットに当てることが出来ず、空振りばかりが目立ち、生徒らは真剣な表情になって球を追い、盲人卓球の難しさを体験しました。
 ”目の大切さ”を身を以て体験した児童生徒らは「目の前に何があるのかわからず、とても怖かった。これからは道で目の不自由な人に出会った時は声を掛けていきたい」と話し、感想を述べた。
 尊い体験を通して児童生徒らは今まで以上に、視覚障害者に対する理解と思いやりの心を小さな胸に深く刻みこんだことでしょう。
 道路はみんなのもの、一人々が視覚障害者の身になって考え、路上への車や自転車などの危険駐車、障害物などを置かないように心がけたいものです。
 みんなが安心して路上を歩けるように!

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