読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年2月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】県内最大の「登り窯が誕生!」 【写真:左から正享氏、米司氏、正守氏、共司氏】

 初窯以来十年が経過したヤチムンの里にまた、新たな登り窯が登場した。
 十一月二十三日午前、登り窯の「土あげ」が窯元の知人や友人、関係者など約百人余の人達がユイマール精神で集い、土あげを手伝い、登り窯の最終仕上げが行われました。この登り窯は、全長二四㍍、幅二・七㍍、高さ一・八㍍で傾斜角十八度。十三連房から成り、県内最大規模を誇る。陶芸関係者の話によれば「戦争にはこれだけの大きな登り窯はない。日本国内でも、今つくる登り窯では最大規模ではないだろうか」と評する。
 窯元は、
▼宮城正享氏 (四十二歳)
▼與那原正守氏 (四十二歳)
▼松田米司氏 (三十七歳)
▼松田共司氏 (三十七歳)
の四氏で、ヤチムンの里で長年に亘って技術の修練に励み、この程独立。「工房は骨格部分を鉄筋コンクリート造。屋根支柱を電柱材で組み、瓦屋根の約二百坪。」
 土あげは、多くの人達が土団子を作り、全員の手渡しで連房に次々と赤土が盛られ、登り窯造りに協力していました。
 ヤチムンの里に、また新たな文化の白い煙が漂う日も近い。
 若き陶芸家の未来、ヤチムンの里のますますの発展を村民とともに期待したい。

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