初窯以来十年が経過したヤチムンの里にまた、新たな登り窯が登場した。
十一月二十三日午前、登り窯の「土あげ」が窯元の知人や友人、関係者など約百人余の人達がユイマール精神で集い、土あげを手伝い、登り窯の最終仕上げが行われました。この登り窯は、全長二四㍍、幅二・七㍍、高さ一・八㍍で傾斜角十八度。十三連房から成り、県内最大規模を誇る。陶芸関係者の話によれば「戦争にはこれだけの大きな登り窯はない。日本国内でも、今つくる登り窯では最大規模ではないだろうか」と評する。
窯元は、
▼宮城正享氏 (四十二歳)
▼與那原正守氏 (四十二歳)
▼松田米司氏 (三十七歳)
▼松田共司氏 (三十七歳)
の四氏で、ヤチムンの里で長年に亘って技術の修練に励み、この程独立。「工房は骨格部分を鉄筋コンクリート造。屋根支柱を電柱材で組み、瓦屋根の約二百坪。」
土あげは、多くの人達が土団子を作り、全員の手渡しで連房に次々と赤土が盛られ、登り窯造りに協力していました。
ヤチムンの里に、また新たな文化の白い煙が漂う日も近い。
若き陶芸家の未来、ヤチムンの里のますますの発展を村民とともに期待したい。