消費者の嗜好の変化や多様化する水産物需要に対応しょうと、読谷村漁協(古堅宗達組合長)では同漁協内に「鮮魚加工処理施設」を建設中であったが、この程施設が完成。その竣工に伴い、漁協では十二月二十四日午後、開所式並びに祝賀会を催した。
処理施設は、組合員らが水揚げした鮮魚をウロコや腹わたをその場で取り除き下処理。一次加工を施して付加価値をつけた上での販売を行おうというもの。
開所式には村議や役場職員、関係者など約八十人が出席する中、古堅組合長、儀保輝和議会議長、池原恒徳収入役の三氏によるテープカットを挙行。その後、古堅組合長が「(漁協は)十年後に通用するものを作りたいと思っている。十年後を見て頂きたい。施設はこれからの婦人部が活躍する場、婦人を中心とした交流の輪を広げる施設にもっていきたい。この施設は組合に弾みをつける事業であり、組合の活気につながることになる」と長期展望を見据えた抱負を語り、また、池原収入役は「需要のニーズに応え、需要を満たすシステムは素晴らしい。婦人部の職場が出来、家庭にも潤いが出来ることは実に素晴らしいことです」と称え、更に、儀保議長も「漁業に携わる人達の経営安定と婦人の生活の向上を期待し、漁業に関連する人達の発展のために議会もお手伝いします」と祝辞を述べ、その後、出席者全員で祝杯をあげ、施設の完成を祝いました。
同施設は、平成三年八月五日に工事着手し、総工費は一千四百十万円。加工処理場のほか、冷凍庫や冷蔵庫等を完備している。
読谷漁協のこれまで水揚げした魚の処理は一日数百㌔が限度であったが、処理施設の完成に伴い、今後三㌧まで向上出来る見込みで、これは漁協婦人部を雇用しての労働力を生かした魚の選別の強化、下処理、一次加工を実施することで付加価値をつけた販売が可能になる。このことから組合では今後、村内のリゾートホテルや料理店、スーパーマーケットなどのニーズに応え、より多く出荷販売ができるものと大きく期待している。
そしてまた、同施設は新たな労働力の場が創造される活動拠点として、読谷村漁協の発展に大きく寄与することになる。