十一月十三日、全国大会に参加するため、八名の母子保健推進員と村担当職員が大分県に着いたのが夕方の五時すぎだった。ホテルで他市町村の方々と合流。沖縄県からは三十二名で、読谷村からの参加がもっとも多かった。十一月中旬とは言え、朝夕は冷えるとのこと、明日から始まる全国大会のハードなスケジュールについていけるかちょっぴり不安になった。
翌朝九時受付「日本ザルの母たちと心」の映画にはじまり、小川直宏先生による講演は「低出生と超高齢化社会」と題して、統計学を利用してユーモアあふれる話術で私達をひきつけた。超スピードでの高齢化社会の到来は、経済を混乱させ労働者への税負担増は働く意欲を失わせるんじゃないかと警告する。
引き続き二時三十分から「出生率低下をめぐって」と題してシンポジュームが開かれた。各分野から五名のパネラーによる意見発表があった。
経済界、働く女性、医師、地域の代表者などからいろいろな問題が提起された。経済界からは「国、企業、個人が役割分担を果たしながら諸施策を総合的に展開すること」、働く女性の立場からは「制度の充実と、男性の意識改革の必要性」、また、地域代表者からは「過疎対策としていろいろな条例を制定し、地域で働き定住し、安心して子供を産み育てる環境づくり」に取り組んでいる様子がひしひしと感じられた。
高学歴社会、高教育費負担、女性の社会進出による意識の向上などで少子傾向がエスカレートしている今日、我が県、村においても関係のない問題ではすまされなくなった。
大会二日目は「地域で育てよう、子供の未来」と題して活動実践報告があった。読谷村が取り組んでいるところの相互扶助”ユイーマール”。横のつながりの大切さを地域活動を通して定着させ、”地域の中での支援体制”への取り組みの必要性を痛感していると言う赤嶺さん(三重町の保健婦)の意見に同感である。
二日間の日程も無事終了。高崎山のサル社会見学の感動。寝食を共に三日間を過ごした推進員の皆さんとの楽しい語らい、ほのぼのとした満足感と、何かしなければと言う情熱。こういう機会を与えて下さった皆さんに感謝し、ご報告とさせて頂きます。
上江洲 ハツ子
(大添区担当)