読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年6月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】常磐なる春の雅 【写真:2】

 人も野も山も息吹きに満ち溢れる春の季節に、茶と舞いを織りなし常盤なる春の雅を創りだそう-と、「春の雅ー茶と舞ー実行委員会(長浜真勇代表)」では四月二十九日の”緑の日”に、座喜味城の松林にて野点(お茶)と舞踊の雅を行ないました。
 城壁を望み、松林に囲まれた野点席には傘を立て、真っ赤なジュウタンが敷かれ、緑と赤のコントラストが見事に自然と調和してまばゆい。静かな琴の調べが奏でられるなか来客は、裏千家・泉川とし子(泉川宗俊)社中のお茶のもてなしをうけて一服のお茶をたしなみ。また、緑の彩りにつつまれた特設ステージでは、松林の幕をバックに春の花をテーマとした優雅な舞いが披露されるなど、訪れた多くの来客は、さわやかな微風を頬にうけながら風骨ある”春の雅”を満喫。幕間で、来客を前に主催者の長浜氏は「本格的な野点と村内有志が集い実行委員会を設立しました。今後とも四月二十九日の緑の日を春の雅として定着していきたい」と語られました。
 城の緑の空間を活用した初の一茶と舞ーの創造。野点席の傘に添えられた短冊の”柳緑花紅”の短歌にお茶、琉舞に日舞は一層推をひきたて、それは日本の文化、沖縄の文化を巧みに取り入れた素晴らしい企画と言えましょう。
 座喜味城を訪れた人々のなかには外人家族の姿も見え、優美・華麗な舞いに魅せられ写真を撮り、ビデオカメラを回すなどして村民と共に熱心に観賞していました。

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