読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年1月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】ドラマに出演に感謝の夕べ-「琉球の風」エキストラ一堂に- 【写真:ご苦労様でした「乾杯!」】

 多くの村民の協力のもと、NHK大河ドラマ「琉球の風」の読谷ロケは十月二十二日をもって無事終了。撮影への協力は、村民延べ一七〇〇人のエキストラが総出演した。

 大河ドラマ「琉球の風」は、かつての海上交易で活躍する一六〇九年前後の激動期の「琉球王国」を舞台背景とした歴史物語。その壮大な歴史が、首里城の復元とあいまって今、甦らんとす。
 ロマンを秘めたドラマ「琉球の風」が今年の一月から全国・津々浦々への放映に期待が膨らむ中、「琉球の風」読谷村推進実行委員会(山内徳信会長)では、村民エキストラの協力とご苦労に感謝する目的と、ドラマ撮影の無事終了を祝って、役員・関係者、全エキストラを対象とした『感謝会』を十一月二十日夕、残波岬いこいの広場において盛大に挙行。当日は、寒風吹きすさぶ小雨混じりのあいにくの天候にも関わらず、それでも会場には続々とドラマ出演した児童や小中高校生、婦人、老人など約八百人のエキストラらが参加して、実行委員会が準備した和牛のバーベキュウや牛汁料理等に舌鼓をうちながら和やかに懇談。席上、実行委員会の山内会長は「読谷村始まって以来、これだけの大きな仕事は過去にはなかった。撮影を首尾よく終了したのは多くの村民の協力のお陰。心から感謝致します」とお礼を述べ、また、この日に合わせて東京からお礼に駆付けたNHKエンタープライズの高僑康夫取締役が「読谷のエキストラは日本一である。これまでのどのエキストラよりも表情が良く演技がうまい。それは、画面の上で映像となって良い番組になるものと確信してます。放送を楽しみにして下さい。読谷は琉球の風のふるさと。撮影への協力ありがとうございました」と最大級の賛辞を送り村民にお礼を述べました。会場では、「琉球の風・写真スナップ集」を観覧し、撮影談議に華を咲かせつつも大河ドラマ「琉球の風」が放映される日を楽しみに待つ多くの名男優・名女優らの姿で賑わっていました。

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