読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年2月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】波平子供会 手作り和紙で年賀状づくり 【写真:慎重に和紙をすくい上げる】

 ”アドベンチャースクール”と名うって、ユニークな活動を行なっている「波平子ども育成会」(山内源徳会長)では、十一月十二日から手作りの年賀ハガキづくりを始めた。
 手作り年賀ハガキといっても普通の年賀ハガキではない。それは「新しい正月を迎えるにあたり、真心のこもった年賀を送ろう」と、実際の木の皮から自分自身の手で和紙をつくり、年賀ハガキを作ろうというもの。子供達は、学校を終えた後に公民館に集合。講師に上地正勝氏(役場水道課勤務)を招き、和紙づくりの熱心な指導が行なわれました。
 子供達は、材料(アオガンピと呼ばれる植物を使用)の木をお湯で煮立てて皮をむき、むいた皮を棒で念入りに叩いて延ばし、皮が繊維状になったところでほぐして水に浸し、器材を使って和紙を取り出す。取り出した和紙は、更に圧力器材にかけ水気を除き、福木の葉できれいになぞって乾燥させる。この和紙づくりの工程までには、子供たちは手に豆をこさえながらも一生懸命になっての頑張りよう。苦労して作り上げた和紙の年賀ハガキの出来上がりも上々で、子供たちは「均等にすくいあげるところが難しく、間違うこともあったけど、最後に出来たのでとても嬉しかった」と話し、初めての和紙づくりに挑戦して貴重な体験をした子供たちの顔には、どの子にも成し遂げたという満足感の笑顔であふれていました。
 一九九三年の新春に、この手作り和紙の年賀状は、どなたに届いたでしょうか。きっと素敵な年になることでしょう。

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