我が国の女性が初めて参政権を行使した(昭和二十四年四月十日)を記念して労働省では四月十日のこの日に始まる一週間を「婦人週間」と定め、婦人の地位向上のための啓発活動を全国的に実施しています。
第四十五回を迎える今年の婦人週間は『性にとらわれずいきいきと暮らせる時代を築こう』をテーマに『生き方フリースタイル男も女も』をキャッチフレーズに、男女が性別の枠にとらわれず、各人が自分の価値観にもとづいて自由に生き方を選択できるような社会の実現を目指して努力していくことを目標として活動が展開されます。
昭和五十年の国際婦人年とこれに続く「国連婦人の十年」以降、婦人の地位向上のための法律や制度の整備が行われたことにより、制度上の平等はかなり達成されましたが、職場、家庭、地域において実際に婦人の地位の向上を図り、事実上の平等を達成することが今後の課題となっており、婦人の地位向上の目的とするところは、男女が性にとらわれず、各人の個性を発揮しながらいきいきと暮らすことのできる社会を創造することであり、また、こうした社会の実現のためには女性だけではなく、男性もともに努力することが不可欠なことです。
【第四十五回婦人週間】
・平成五年四月十日~十六日
・主唱:労働省・沖縄婦人少年室