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1993年11月発行 広報よみたん / 4頁

“野焼き”に歓声!親子で陶器づくりを体験-古堅小学校3学年PTA-

 昔の人達がどういう器を造ったかを体験しよう-と、古堅小学校の三学年PTA(芳賀幸子会長)ではこの程、陶器などの”野焼き”に挑戦した。
 親子陶器づくりには比嘉豊光氏(楚辺区)を講師に、夏休み前から土づくりに取り組まれ、父母らが調達した材料の土やクチャ、川砂を親子で一緒に、こねて陶土をつくり、作品づくりは九月四日に始められた。
 陶器づくりには百四十人余の親子が参加して一人で三点の作品を自由製作。作品は花瓶や灰皿、動物を象ったものなどバラエティーに富んだ四百二十点余の作品を完成。そして、出来上がった作品の野焼きは九月二十五日に行われた。
 この日の午前、校庭にはブロックを土台に、金網を載せた窯がつくられ、その上に多くの作品が一つびとつ丁寧に並べられ、午後からはいよいよ火入れが始まった。
 野焼きは、六時間にわたり網の下に薪をくべる作業を続け、火の温度が七~八百度に達した頃、さらに、約一時間近くをかけて網の上にわらと松の葉で火勢を千度に上げる作業が続けられ、野焼きは夜の十時にまで及んだ。その為、窯出しは翌日に行われる事となった。
 この日に使われた野焼きの材料は、薪が二㌧トラックの七台分、松の葉も一台分に上り、これらも父母らが建築廃材などを集めてのもの。期待と不安を胸に、二十六日の早朝に窯出しを行った結果、焼き上がった陶器類は九〇㌫余の完成を見ることが出来、子供達は「すごいな~。こんなに上等に焼けるとは思わなかった」と歓声を上げる一方で、中には、自分が一生懸命に作った作品が割れてしまい、残念で泣きだす生徒もいた。
 野焼きには、参加した父母らを始め子供達にとってもほぼ全員が初の体験。それだけに、土づくりから窯出しまでの作業工程に、親子で一緒に汗を流し、共に頑張る姿は尊く、同校では、野焼きを通して親子のきずなを深めていた。

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