昨年、本村の饒波維三郎氏が農事功労賞の「緑白授有功章」を受賞し、幸喜文隆氏が「農業指導士認定書」を、比嘉節子氏が「生活指導士認定書」を受けました。
輝く表彰と認定書に、三氏は十二月九日午前、山内村長を表敬訪問し、その報告を行いました。 会見の席上、饒波氏は「最高の賞を頂き、これ以上の喜びはない。身に余る光栄で、これを励みに更に努力を積み重ね頑張っていきたい」と述べ、これに山内村長は「こういう受賞は読谷村民として初めてで、村民の大きな誇りと喜びとするところです。これからも地域の発展のために頑張って、ご活躍して頂きたい」と、三氏を称え、激励しました。
尚、表彰と認定は以下の理由となっています。
「緑白授有功章」
饒波維三郎氏(渡具知)
「緑白授有功章」は、大日本農会総裁と同会長賞で全国表彰。
饒波氏は、戦後の自給的農業からいち早く換金度の高いスイカ栽培に取り組み生産組織を結成し、ピーマン栽培についてもいち早く技術を習得して産地育成に努力され、また、農業後継者育成や農業協同組合運営に関わり発展させた。
「農業指導士」
幸喜文隆氏(渡具知)
「農業指導士」は、県知事認定。幸喜氏は、メロンやスイカ栽培に自分の畑の土壌条件で、より作物が健康に育ち、高品質の良い果実が収穫できるかの研究に努力し、その技術を生産組織に波及させ、農業の所得向上に貢献していることが高く評価された。
「生活指導士」
比嘉節子氏(高志保)
「生活指導士」は、県知事認定。
比嘉氏は、戦後の物の欠乏していた時期から農家の生活改善に取り組み、グループ育成や生活改善研究に努力をなし、特に研究グループが村の特産品を開発して商品化された事などへの功績が大きく評価された。