村内在住で65歳以上の虚弱老人や寝たきり老人、痴呆性老人などを常時介護している家族を対象に「家族介護者教室」(読谷村社会福祉協議会主催)が、読谷村生き活き健康センターで開講した。
これは21世紀の超高齢化社会を目前にしながら、要介護老人の介護に中心的な役割を果たしてきた家族の介護機能が低下する傾向にあることから、そのレベルアップを図ることを目的に開講されたもの。
三月十八日午後、健康センターで開かれた「開講式」では、社会福祉協議会の新垣喜一常務理事が主催者を代表してあいさつを行う一方、今後一年間にわたり介護者教室の講師を務める読谷診療所所長の玉城修医学博士や県立都屋の里の宮城三男リハビリ担当職員、渡慶次区の山内裕子栄養士らの紹介が行われた。
また、初日の開講式では教室の日程説明や参加者(約七十人)の班分け、オリエンテーションが実施されたのをはじめ、玉城所長による講演などが行われた。
なお、開講した「家族介護者教室」は平成八年三月までの一年間、毎月第一・第三土曜日に開催される予定。