福祉に対する理解と関心を高めよう---と一月二十日午前、渡慶次小学校(与座朝久校長)で「福祉の話を聞く会」が行われました。
これは、同校児童会(知花和歌子児童会長)の主催で開かれたもので、①障害を乗りこえ、強く生きている人の話を聞くことにより自分の生活を振り返り、より逞しく生きようとする態度を養う。②福祉の話を聞くことを通して、いたわり・思いやりの心を育てるとともに、福祉に対する理解と関心を高めることがねらい。
講師には、筋ジストロフィー症の難病と闘い、自立の道を歩んでいる新門登さん(36歳)を迎え、「障害を乗りこえて」をテーマに、講演が始められました。
講演は、幼少の頃の話に始まり、「皆が学校に行く時がとても寂しかった。しかし大切な友達が多くいたので、学校から帰って遊びにくる時がいちばん嬉しかった」と語った上で、「自分は生まれてこの方、地面を踏んで歩いたことがない。眠っている時に見る夢は決まって空飛ぶ円盤に乗ってあっちこっち飛んでいる夢で、自由に動きたいという願いが夢になっていた。友達がその話を聞いて、初めて外に遊びに連れていってもらい、一つの夢がかなった」「また、一人で留守番の時はいつもノートに漫画を描いていたので、ボランティアの方々が絵の具を使う楽しさを教えてくれた。そのことが絵を描くきっかけとなった。勉強も遊びもいっかは自分のためになり、夢をもつことは大切なこと。皆さんも友達を大事にし、助け合い・話し合い、将来の大きな夢に向かってください」と呼び掛け、講演を終えました。
新門さんの話を聞いて、五年生の山内聡くんは「五体満足の僕たちはもっと頑張らなければいけないと思った」。六年生の新城愛さんは「学校に行けるということが、どんなに幸せなことかと思った。これからは、障害者の方々にもっとやさしくしていきたい」と、児童生徒を代表してそれぞれに感想を述べました。
【新門登さんのプロフィール】
一九五九年(昭和三四)七月、勝連町浜比嘉島で生まれる。一九六五年(昭和四〇)に重度心身障害児施設へ入り、入退園を繰り返し、一九七三年(昭和四八)に脊髄小児マヒから筋ジストロフィー症(筋肉の力が少しずつ衰えていく病気)と診断される。
この難病と闘いながら絵を描き続け、県内各地で絵画展を開く一方で、画集や絵本を出版。平成元年十月には、作品名「空」が、第二回障害者自立読売絵画展で審査員特別賞を受賞。平成四年八月には、詩集「夢のプロローグ」を発行し、平成五年十一月に岡山県で開かれた第五回しんわ美術展では、作品「艶」が奨励賞を受賞するなど、幅広い活動を展開している。
去る十一月、精神療養者で組織する「SFDなごみの会」の社会活動が認められ、同会に安田海上保険会社から車が贈られましたが、一月二十五日に待望の車が届き、みんなで喜びを分かち合いました。
ピカピカの新車が届いたことで、新垣喜一社会福祉協議会常務理事による交通安全の祈願が行われた後、メンバーらは早速、揃って試乗ドライブヘと出掛けました。