読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年10月発行 広報よみたん / 13頁

読谷の自然(7) =鳥類編= <留鳥>カワセミ (カワセミ科) (方言名:カーラガンジュウ) 楽しいレクに笑顔がこぼれ ”沖縄工芸ふれあい広場”開催

 比謝川や長田川など河口近くで見られる全身ルリ色の美しい鳥で、マングローブ林近くで、枯れ木の枝先に止まり、じっとエサを探している姿をよく目にします。エサは川魚や水生昆虫などで水中に飛び込んでつかまえます。
 巣は河川沿いの土手に横穴を堀すすめてつくりますが、最近の河川工事で土手がユソクリート護岸に変わり、巣づくりの場所が少なくなってきています。また、エサとなる小魚がすめる水のきれいな川も少なくなり、中南部では姿を見る機会は少なくなりました。こうしたことから、自然環境のよしあしを調べる”ものさし鳥”として見ることもできる鳥です。
 繁殖時期は四月から七月で、四から五個の卵を産みます。方言名の「力ーラガンジュウ」は親不幸者の代名詞で、姿が美しいわりにはあまり良い呼び名とはいえないようです。
文:県立博物館学芸員
嵩原建二

 歌やレクリエーションを通して笑い・語り合い・ふれあいながら元気で頑張ってもらおうと、村内の一人暮らし老人や老人世帯を対象にした「老人ふれあいのつどい」(村社会福祉協議会主催)が九月三日午後、総合福祉センターにて開かれました。ふれあいのつどいには、一人暮らし老人をはじめ読谷の里や生き活き健康センターでのデイサービス利用のお年寄りら約百人余が参加する中、会場には各字区長や民生児童委員、調理ボランティアなど大勢の人々が激励に訪れました。
 つどいでは、新垣松蔵杜会福祉協議会副会長の「開会の言葉」に続き、山内会長(村長)が「今日一日を有意義に楽しく過ごして下さい」と述べた上で、参加したお年寄りらに「転ばないこと、寝たきりにならないこと、ふゆーしない(なまけない)こと、来年も元気で参加すること」と四つの約束を唱えて激励。その後会場では、曽根佐智子さんの指導による楽しいレクリエーションに興じる一方、JAゆいな女性部読谷支部の皆さんによる劇「かながなーとぅ」を観賞するなどして楽しい一日を過ごされたのをはじめ、参加したお年寄りの皆さん方には張り子(千年)やタオル、団扇の記念品が贈られた他、なかゆくい(休憩)の合間には、JAゆいな女性部員(仲宗根悦子部長)らが差し入れた手製の紅芋ゼリーや玄米湯などにおいしく舌鼓をうっていました

 沖縄コンベンションセンターにおいて「沖縄工芸ふれあい広場」が開催されます。
 これは、本県の地場産業である工芸品の素晴らしさを再認識する場であり、また日頃ふれる機会の少ない地域の工芸品を一同に観覧できる絶好の機会でありますので、多くの村民が観覧して頂きますようお知らせ致します。
【会期・時間】
▼10月18日(金)~20日(日)
10時~19時「最終日は18時」
【場所】
沖縄コンベンションセンター
【問い合わせ先】
■沖縄県工芸産業課
℡866-2770

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