読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2002年3月発行 広報よみたん / 7頁

二〇〇二読谷やちむん展 三月三十一日まで 村内四二窯元の作品一堂に

二〇〇二読谷やちむん展
村内四二窯元の作品一堂に
三月三十一日まで

村内の陶芸家の力作一二一点を一堂に集め、読谷村美術館で二月二日から三月三十一日までの日程で「二〇〇二読谷やちむん展」が開催されています。
 二月一日に開催されたオープニングセレモニーで比嘉隆教育長は、「恒例となりましたやちむん展で村内の陶芸家の力作が揃っています。村民の陶芸への関心は年々高まり、児童生徒の陶芸教室や陶芸研修所における成人サークル活動等盛況を極めています。」と主催者あいさつを述べました。
 また、出品者を代表して久場政一氏は、「十三年前から出品していますが、こういう催しがあるとやる気が出てきます。県内本島には一五六の窯元があり、その内四七の窯元が読谷村にあります。読谷村は物を作る環境が整っており意欲が湧き頑張れます。」と述べました。
 濱元朝雄美術館長は、「この展示会は、地域の伝統工芸振興に寄与することをねらいとしており、沖縄の伝統美を帯びた重厚な作品と新しい造形美に満ちた斬新かつフレキシブルな新作が展示空間を彩っています。」と述べました。
 また、やちむん講演会として美術評論家の宮城篤正氏を招き「沖縄のやちむんを発展させた陶工たち」と題して講演が行われました。
 講演では、文献資料から沖縄で初めて焼き物を焼いたとされる渡嘉敷三良やその後の王府時代の陶工六人と近代期の小橋川仁王ら五人の作風等について詳しい解説がなされました。

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