読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2002年9月発行 広報よみたん / 13頁

読谷村の自然(76) 昆虫類【トンボ類】18 ~ヒメトンボ~(トンボ科)

読谷村の自然(76)
昆虫類【トンボ類】18
~ヒメトンボ~(トンボ科)

 体長が三一㎜内外と小さく、トンボ科の中ではコシブトトンボに次いで、琉球列島内最小のトンボのひとつです。雄は成熟すると胸部から腹部にかけて青白い粉をおびてきますが、雌は褐色を呈します。
 平地から山地の開けた場所でみられますが、平地にも多く、ヤゴは小さな水たまりや池、排水溝など人工的な環境でも常に水のある環境であれば生育します。成虫は飛翔力が強く、水域からかなり離れた場所でも見られます。雌は単独で打水産卵を行います。
 本種は国外では台湾、フィリピン、インドを含む東南アジア一帯からセイシェル諸島、オーストラリアにかけて分布します。国内では屋久島以南の琉球列島に分布し、県内では全域で見られます。村内ではサシジャーガーの池のまわりに多く見られますが、農耕地の水路沿いでも気をつけて見ればふつうに見られます。
文・沖縄県立博物館 嵩原 建二
写真・沖縄県ミバエ対策事業所 小浜 継雄

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