読谷村の文化財(28)カクリグシク
カクリグシクは瀬名波にあり、別名シナハグシクとも呼ばれています。川平三差路から残波岬方向へ向かう道路をしばらく行き、海産物料理店を過ぎると右手に小高い丘が見えてきます。この丘にはシナハウガンがあり、北端の尖った岩山がカクリグシクと呼ばれています。岩山中腹には岩陰があり、古墓のようです。仲松弥秀氏によるとグシクとは石垣で囲まれた、神のいますあるいは天降る聖所と、神を礼拝する拝所とをひとつにした聖所で、カクリグシクは古墓を由来とする典型的聖域のグシクと研究成果を発表しています。
文・文化振興課 仲宗根求