読谷の自然(109)昆虫類【チョウ類】48~ヤマトシジミ~(シジミチョウ科)
とても小さなチョウで、前翅の長さは約十三mmです。オスの翅の表の色は淡い青色、メスは季節により色が変わり、夏型は黒色、秋・冬型は翅の基部が青色です。翅の裏はオス・メスとも淡い褐色で、多くの黒点があります。これにも季節変異があって、夏型では黒点が濃く明瞭ですが、秋・冬型は黒点が淡く不明瞭です。イラン、インド、東アジア、インドシナ半島、日本、台湾、フィリピンに分布します。国内では本州から南西諸島に分布しています。
都市型チョウ類の代表種です。沖縄で、ごくふつうに見られるチョウのひとつです。一年中発生します。日当たりのよい環境を好み、人家や畑のまわり、道端の草地にいます。地面近くをチラチラと飛び、飛んではすぐに止まります。食草の近くで多くみられます。食草はカタバミで、卵は葉裏やつぼみに1個ずつ産みつけられます。幼虫は葉を食べて育ちます。
文・写真
沖縄県ミバエ対策事業所
小浜継雄