読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年11月発行 広報よみたん / 8頁

第18回 平和創造展 ~戦争で破壊された日常生活~

第18回 平和創造展 ~戦争で破壊された日常生活~

 今年は、第二次世界大戦終結60年の節目の年にあたります。
 今から60年前の第二次世界大戦末期、沖縄では日本で唯一の地上戦が3ヶ月にわたり行われ、当時の沖縄県の人口の3分の1にあたる12万人の県民が戦火に巻き込まれ生命を奪われました。読谷村においても3,700名余りの村民が亡くなりました。
 沖縄戦の代名詞として「鉄の暴風」と言われていますが、もうひとつの側面として「飢餓戦線」があり、食糧不足のために栄養失調で亡くなった人が多かったことが調査により分かりました。
 今回の平和創造展は、人間の日常生活が「戦争」という非常事態でどのようになっていったか、飽食の時代では考えられない飢餓の実態を多くの資料やパネルなどで展示説明し、戦争の悲惨さを感じてもらうとともに、二度と悲惨な戦争が起きることのないようにみんなで平和というものについて考えていきたいと思います。

開催期間 12月5日(月)~12月16日(金)
開催場所 役場一階村民ホール

読谷村遺族会「不戦の碑」建立
 終戦60年の節目の年に先の大戦により肉親を失った遺族会が、二度と戦争をおこさないという想いをしたため、石碑の建立を12月に予定しています。

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