ごく普通に見られる古賀あのバッタで、体長(頭~翅先)はオス27mm~30mm、メス34mm~35mm。
成虫の体色はふつう淡い褐色で、前翅の根元に緑色の強い個体や、赤色を帯びるもの(写真)もいます。後脚のすねの赤・青・黒色のまだら模様が本種の特徴です。
日本、台湾、東南アジア、インド、オーストラリアなどに分布し、日本では本州(関東より南)、四国、九州、南西諸島に分布します。
沖縄では年中成虫・幼虫が見られます。日当たりのいい場所を好み、海岸や農道、造成地、荒地の丈の低い草地にいます。人が近づくと、跳んで逃げますが、飛翔距離は短く、あまり遠くへはいきません。幼虫、成虫ともイネ科植物を食べます。
文・写真・・・沖縄県農業研究センター
小浜継雄