読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2006年6月発行 広報よみたん / 13頁

読谷の自然(121) 昆虫類【バッタ類】60 オキナワモリバッタ(バッタ科)

石灰岩地や非石灰岩地を問わず、森林地域や林縁で見られるバッタ類で、下草の上や低木の葉の上などにいることがあります。
 触角(しょくかく)はまっすぐ伸びて直線状で、その先端が白くなるが本亜種の特徴です。琉球列島では島によって、形態的な違いが見られ、その形態的な違いにより、5つの亜種にわけられれています。沖縄島産は全体的に茶褐色がかり、枯れ草などの上にいるとほとんど見分けがつかなくなるくらいに保護色になっています。また、翅(はね)は短翅(たんし)型で、しかも小さく退化し、移動はもっぱら太い後脚(こうきゃく)によるジャンプ力でです。つまり、森林に適応した結果、保護色を身につけ、遠くまで飛ぶ必要が無いことで、飛翔性がなくなったというわけです。
 主な食草は林床に生えるゲットウやクマタケラン類、クワズイモなどの植物を餌として利用します。ですから、林縁などに生えているクワズイモにかじった跡が残っている個体があれば、近くを探してみると見つかります。
 村内でも民家周辺の御嶽林や親志、牧原、伊良皆などの森林地域でふつうに見られます。
 文・写真:嵩原建二(県立名護養護学校)

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