読谷村は、エコ培地で紅イモのバイオ苗研究を進める南部農林高校(石垣皓次校長)と、高品質な紅イモを開発するために共同研究を始めました。
一般的に利用されている植物培養の培地は、MS培地やハイポネックス培地など化学的なホルモン剤を使用していますが、研究が進められるバイオ苗は、化学的な薬品を使用せず、バカス炭(サトウキビの炭)と、家畜の排泄物をメタン発酵させる際に出る消化液を使用したエコ培地によって育てられるため、安価で安全な苗が農家に供給されることが期待されています。
6月30日、石嶺助役から石垣校長へ共同開発依頼文書が手渡されました。石垣校長は「生徒たちが開発したバイオ苗によって、地域の農家の力になれることを嬉しく思う。期待に応えられるよう、苗の品質向上に努めたい。」と述べました。