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2007年2月発行 広報よみたん / 5頁

海外移住者子弟研修生受入事業 研修生が研修報告、太鼓や三線を披露

海外移住者子弟研修生受入事業
~研修生が研修報告、太鼓や三線を披露~

 平成18年度読谷村海外移住者子弟研修生の神谷リカルド昌人君(ブラジル)が半年間の研修を終了し、報告会が12月8日に役場会議室にて行われました。
 研修生は日本語の授業をはじめ書道、三線、ヤチムンなどのほかお菓子御殿での職場体験や島太鼓・韓国語などを学びました。
 報告会では、三線と島太鼓を披露し、会場を賑やかせました。安田村長は「受け入れて頂いたご家族のみなさんありがとうございました。リカルド君は、この5ヶ月間で身につけた経験や教養を帰国後の生活や将来に活かして下さい。」と激励しました。
写真説明 右:他市町村の研修生と共に「さまざまな国の人と友達になりました」
     左:三線研修にて「難しいけど楽しいね」

神谷リカルド昌人(抜粋)
 最初、私は沖縄へ行かないと父に言っていました。けれど、いろいろ将来の事を考えて、沖縄へ行く決心をしました。研修が始まり、三週間後、研修はもう終わりたいと感じていました。でも、他の研修生達がヒスパニック文化センターへ来るようになり、それから私の本当の研修が始まったような気がします。
 今年は第4回世界のウチナーンチュ大会がありました。私は、ウチナーンチュ大会の通訳、ほん訳などの研修をしました。この研修の時はたいへんつかれましたけれど、大会で親せきやいろんな人に会えてとても楽しかったです。
 読谷まつりオープニングでは、私は研修生としてあいさつをしました。お客さんがいっぱいいて緊張して恐かったのですが、少し日本語間違えたけど、ちゃんとできました。
 最後に私が思うことは、どうして研修生達はわかれのあいさつをするときは泣くのでしょうか?今はわかります。研修も終わり、親せきや、沖縄の友達や研修生達にもう会えないから、泣きそうになるのだと、今ぼくもそう感じております。
 
沖縄のこと、読谷村のこと、皆さんのこと、この研修をぜったいに忘れません。この思い出をぼくの「こころの宝物」にブラジルに帰ります。

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