平成20年11月10日(月)、文化センター中ホールで行われた「幼児教育講演会」を紹介します。
講師は、大妻女子大学教授の「柴崎正行」先生、演題は「幼児の生活と発達を保障する子育て」でした。内容の一部を紹介します。
「人間は一生に5回自立をすることで心が発達していく」とのことで、次のように説明がありました。
〈生活の自立〉「幼児期」
自分自身の力で食べようとしたり、靴を履いたりすることで親や先生から自立しよ うとする時期である。この時期にいろいろなものを体験する「積み木遊び・水遊び等」ことで自分で考えて行動するようになる。
〈学びの自立「小学校低学年」〉
疑問を持ち、子どもが自ら思考錯誤しながら学習内容を獲得していく時期である。
〈生き方の自立「中高生の頃」〉
職業・ファッション等についての憧れや希望を持つ時期である。親の対する反抗が 強くなる。親は子どもを信用することが大切である。
〈経済的自立〉
職業に就き、社会人として父母を見るようになる時期である。
〈家庭の自立〉
家庭を持ち、親の立場で父母を見る時期である。
最後に、子どもを育てることは親子が自立していくことであり、他人に預けている場合でも、心配する等、暖かく包み込みながら成長させることが大切であると結びました。
読谷村幼児教育推進会議 事務局 長嶺 浩也