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1957年8月発行 読谷村だより / 4頁

振った畜力利用講習会 畜力利用で生産性の向上を図る

振った畜力利用講習会 畜力利用で生産性の向上を図る
 耕地の大半が軍用地に接収されたために農業はいちじるしく零細化しており、より集約化した農業経常に移行しなければならない。そのためには戦前とちがった意味での有畜化をはかり堆厩肥の増施による地力の維持増進畜力利用による生産性の向上とともに家畜および畜産物による現金収入の増大を期し有機的合理的な農業経営が出来るようにしなければならない。特に農業経営上生産費中の重要なる部分を占めるものは労力である。
 中でも耕鋤作業に投入される労力は極めて大きい。甘庶収穫後の株起、大豆収穫後の次期作物のための整地、甘庶植付のための溝作り、いづれの作物でもその栽培期間中の労力配分から見て耕起作業に割かれる労力は非常に大きい。先づ我々は如何にして物を安く、より多く生産するかと云う事を考えなければならない。
戦前からの鍬とショベルにより毎日毎日変らない農具で一日五〇坪~八○坪程度の作業を繰返しては零細な経営規模でも充分な肥培管理の労力さえ不足する。それで考えられるのは畜力を最大限に利用することが望ましい。畜力利用によって今まで耕起作業に要した多くの労力が余剰になるから、この労力を作業管理にまわすことが出来るばかりでなく、スキによる耕鋤は鍬やショベルより深く耕されて反当収量の増加となって現われる。このようにして生産費の低減をも計り得る事は可能でありさらに本村には現在四〇〇余反の荒蕪地があるが畜力の利用によって耕地を拡張する等農業生産に果す約割は大きく期待される。七月二四日二五日行われた畜力利用講習会の講師及受講者氏名は次のとおりである。

講師
経済局技手 内原 英昇
受講者 村経済課職員
      村農協職員
大湾 宮城 官正  上地 城間 正一
〃 松田 安生  波平 知花 清太郎
宇座 山内 慶郎  渡慶次 玉城 国市
〃   〃〃 秀雄  喜名 新城 朝章
〃   当山 清徳  長浜 当間 嗣幸
〃   知花 真徳  〃〃 新垣 長恒
楚辺 吉田 恒徳  座喜味 与儀 勇吉
高志保 喜友名 重安 高志保 大城 重輝
〃   知念 栄孝

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