〔64号3ページの続き〕
る。
郵政者の発表によると、総額八千万円に一千百万円の見舞金を添えて返済すると発表しているが、これは決して承諾できない。
そのことは、預金当時と、現在の物価指数が著しく異なり、当時の幾百分の一にして、従って現在の物価指数に等しい価値の返済を要求することは、当然である。
また、この要求は飽くまでも合理的主張であり、決して日本政府の袖に縋るというものでもなく、一円対一ドルの換算率は極めて妥当なるものである。
ここに、戦前の郵便貯金等払戻獲得期成会を結成して、一円対一ドルの換算率の受給権あることを再確認し、その早期支払いの実現の運動を展開する。
右宣言する。
一九六一年十月十日
読谷村戦前の郵便貯金等払戻獲得期成会