読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年3月発行 広報よみたん / 5頁

交通三悪追放!最悪だった昨年の交通事故発生

交通三悪追放!最悪だった昨年の交通事故発生
 交通革命ともいわれる道路交通区分の変更がいよいよ七月三〇日を期して実施される。この交通区分変更に伴なって県内は道路工事のラッシュが続き、また、自動車のヘッドライトの交換も二月一日から始まり、七月三〇日に向ってあわただしい動きを見せている。
 三〇余年間にわたるドライブ習慣が、ある期日を界にして急変することは、私たちの日常生活に与える影響は計り知れないものがある。しかし、ドライブミスは絶対許されない。ここは、村民のご理解とご協力で万全な心がまえで「ナナサンマル」に向って心の準備を充分に整えておきましょう。
 ところで、嘉手納署のまとめによる昨年一年間の村内における交通事故の発生状況は、発生件数三九件、うち死亡五件、重傷十四件軽傷二〇件である。これを一昨年昭和五一年に比較すると発生件数で十九件増加。死亡件数でも二件増の最悪事態となった。こうした非常事態の中で、交通三悪追放村民大会を開くと共に、山内村長は異例ともいえる交通三悪追放の呼びかけを広く村民に広報した程。
 次に原因別でみると、交通三悪による事故は十三件。ことに酒酔い運転による事故は六件も発生している。また、脇見連伝による事故も七件発生している。
 これらの事故発生を路線別に区分して見ると、発生件数では、国道五八号線、県道六号線とも十四件の発生。死亡事故では、国道五八号線上で三件発生している。また、村道においては、八件の事故発生の内、死亡O、重傷二件。軽傷六件となっている。
 以上が昨年一年間の村内における交通事故発生状況でした。交通事故は一瞬の内に不幸のどん底へとつながり、それはみじめです。あなただけの身ではありません、わが家には、あなたの帰りをかわいいこども達が首長くして待っています。ドライブマナーを充分に守りいつもにこにこ交通安全に努めましょう。

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