六度び内外に「平和宣言」 村民とともに21世紀を展望するムラづくりを推進 昭和61年度施政方針 4本年度の実施事項 (2)産業経済振興に関する施策 (3)社会福祉の増進のための施策 (4)生活環境の整備に関する施策
〔第312号2~5ページの続き〕
取得も九〇%完了しており、本年度は残りの用地の取得と切替トンネル工事を実施していく予定であります。
農業用水の確保は、今後の農業経営に欠くことのできない問題であり、事業の円滑な執行を一層推進してまいりたいと思います。
③農業構造改善モデル地区整備特別対策事業
この事業は、沖縄県における農業構造改善対策の検討に資するモデル事業として、農業の組織化の促進、農業生産基盤の整備及び農業近代化の整備等を重点的に実施することを基本とするもので、昨年度までに畜産経営の安定化をはかるための共同畜舎や野菜生産団地を整備しでまいりました。本年度は農家の皆様の健康増進と地域ぐるみの生産体制を築いていくためのコミュニティーを形成していく拠点として農村広場を整備してまいります。
以上申し上げました以外に生産組織の充実強化や農地の高度利用、畜産経営環境の充実を促進してまいります。
④漁業生産の振興
本村の漁業も漁港施設の整備や定置網、その他の機械の導入により近代化がはかられてまいりましたが、漁業をとりまく環境にもいろいろな課題があります。
沿岸漁業の安定的発展のため国の施策を積極的に導入し、漁業施設の整備や漁村環境条件の改善、後継者の育成など漁業構造の改善をはかってまいりたいと思います。本年度は定置網と一体となる誘導魚礁や回遊魚の捕獲を目的としたパヤオ魚礁(浮魚礁)の設置を助成してまいります。
(3)社会福祉の増進のための施策
福祉行政は総合福祉センターを活動拠点に社会福祉協議会を基軸として各種福祉団体、ボランティアさらに地域住民の協力を得て様ざまな活動を展開しております。本年度も多くの村内外の方々の深い御理解のもとに各種福祉団体を成し、老人福祉、心身障害者福祉、児童・母子福祉、生活保護世帯の更生指導等の福祉行政をすすめてまいります。
老人福祉につきましては、高齢化社会に向かって年毎に一人暮らし老人や寝たきり老人などの介護を要する老人の増加に対処するため、インターホーンや福祉電話の設置、家庭奉仕員や介護人の派遣健康診査等を実施し、きめ細かな在宅福祉サービスを実施していくとともに特別な介護を要する老人のために、昨年度にひきつづき特別養護老人ホームの設置を国・県にはたらきかけてまいります。
また、健康で生きがいのある老後の生活を送っていただくために老人クラブや各種サークル活動を育成強化してまいります。
身体障害者福祉につきましては、各種の事業とあわせて自立更生をはかるための「技術取得事業」が三年目に入り、織物や手芸、小物加工等の技術取得に励み、その成果も表われつつあります。本年度もこれらの事業を実施していくとともに、重度障害者居宅の施設の改善等を実施して障害者の福祉の増進をはかってまいります。
精神薄弱者(児)の福祉につきましては、通所受産施設「読谷かりゆし学園」が父母の会、ボランティア及び関係者の御協力の下に自活に必要な指導訓練、生活習慣や社会性を養う訓練を行っております。昨年度までに作業棟や農業実習園の整備を助成してまいりましたが、本年度も運営の助成と活動が一層充実するよう推進してまいります。
児童及び母子福祉につきましては、保育に欠ける児童の福祉の増進を図るため保育所の健全な運営に努めるとともに障害児のため、母子通園保育事業「ふくぎ」への助成をはじめとした障害児保育を推進してまいります。また、母子寡婦福祉会の育成強化と母子福祉資金の貸付等諸制度の活用を促進して母子寡婦福祉を図ってまいります。
村民が健康で明るい生活を送っていただくことが福祉の究極目標であり、村民の健康づくりの事業をはじめとして、疾病の早期発見のための住民検診の受検意識の高揚、老人保健事業や母子健康事業を推進し、あわせて各種の予防接種等を実施してまいります。また、健康管理センターとしての診療所を中心とした人間ドックや職場検診、そして病気の早期治療のために他の医療機関との連携を密にした地域医療の確立に努め、村民の健康の維持増進をはかってまいりたいと思います。
(4)生活環境の整備に関する施策
健康で文化的生活を享受するために生活環境の整備はきわめて重要な事業であり、明るく住みよい村づくりの基本であります。その具体的施策として次のような事業を実施してまいります。
上水道施設につきましては数年来給配水管の布設や配水池等を整備し、断水の抜本的な解消をはかってまいりました。本年度も都屋、波平地区における水圧不良や老朽化した送配水施設の整備と高志保、波平、伊良皆地区における給水管切替工事を実施してまいります。また、残波地区や海岸線のリゾート開発による水需要の増加に対処するための配水管布設工事も実施してまいります。
道路整備につきましては、本村の骨格的道路網を形成する水釜~大木線の用地取得事業を昨年度の
※写真「長浜ダム」、「豚舎」は原本参照