ねんきん相談室№2 年金は将来どうなるか不安だから加入しません 長いこと国民年金保険料を未納していますが、将来年金は受けられるでしょうか 保険料を59歳まで納め終ったのに、なぜ60歳から年金がもらえなくて、65歳からの支給となるのですか。この5年間の意味はなんですか 若い人が少なくなり、お年寄りが増えた場合、年金の支給年齢を70歳に繰り下げるということはありませんか
(問) 年金は将来どうなるか不安だから加入しません。
(答) たしかに農漁業者や自営業者だけの制度では制度を支える加入者が少なくなったり、保険料の未納者が多くなったりして不安がありました。それで、昭和61年4月からサラリーマンなどの厚生年金加入者や公務員などの共済年金加入者及びそれらの妻なども国民年金の加入者となり、20歳から59歳までのすべての国民で国民年金を支えることになりました。
したがって、厚生年金の加入者や公務員でも、まず国民年金を受け、その上乗せとして厚生年金から、あるいは共済年金からも年金を受けるような難しいしくみとなったわけです。このように、従来とは異って国民年金は全国民が保険料を出しあって支えている年金制度となり、基盤がしっかりしましたので将来の保障がなくなるということはありません。安心して保険料を納付して下さい。国民年金がつぶれるのは、国が亡びる時です。
(問) 長いこと国民年金保険料を未納していますが、将来年金は受けられるでしょうか。
(答) 国民年金は20歳から59歳までのの間に保険料を納めた期間と、納付免除を受けた期間とを合わせて25年以上あれば支給されます。
また長いこと未納したため、20歳から59歳までの間に上記25年の期間を満たすことが出来ない場合でも、60歳から64歳までの5年間、任意加入して不足の期間分、納付することが出来ます。あきらめずに読谷村役場でくわしく納付記録を調べてもらい、年金が受けられるようにして下さい。
(問) 若い人が少なくなり、お年寄りが増えた場合、年金の支給年齢を70歳に繰り下げるということはありませんか。
(答) 年金は働けなくなって収入を得る途がなくなったときに、生活に支障が生じないようにするために作られた制度です。支給年齢の65歳ということも、いま言ったこと等を考えて決められたことです。ですから、世の中が変わり人の体力も強くなり、会社の定年等も65から70歳へと伸び、60歳代は働き盛りで収入も充分あり、年金支給が70歳でも良いという状況にでもなれば別ですが、高齢者が増えたからといって、簡単には支給年齢の繰り下げばありません。
そういうことも見透して制度を作ってあり、国が責任を持って運営していますから安心なさって下さい。さしあたっての問題は、厚生年金や共済年金の支給開始年齢を国民年金と合わせて65歳とすることです。
(問) 保険料を59歳まで納め終ったのに、なぜ60歳から年金がもらえなくて、65歳からの支給となるのですか。この5年間の意味はなんですか。
(答) 年金制度では、働いて収入の得られる間は、保険料を納めることになっています。例えば、サラリーマンは60歳を越えても退職するまで保険料を納付します。ところが農家や自営業者は退職がなく、収入が急にゼロになることはありませんので、何歳まで保険料を納めさせるかが問題になります。一般的に稼働力が衰えてくる年齢は60歳と考えられますので、保険料の納付は59歳までとなっております。一方、年金支給開始を65歳としたのは、収入が減少したとはいえ60歳から65歳までは日常生活に必要な収入はあると考えられるからです。もし65歳に達しない前に年金の必要な方には、繰り上げ支給の道があります。
なお、厚生年金の支給開始年齢も将来、国民年金に合わせて65歳に引き上げることが検討されていますが、当然、定年を65歳に引き上げるとか、65歳に達するまで働いて収入が得られる社会にすることが前提となります。