読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年1月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】芸術をたんのう 村立美術館「県芸術祭移動展」 【写真:テープカット:多勢の児童生徒が参観】

 県民の意欲的な芸術活動を奨励するとともに、芸術観賞の気運を高め、芸術の創造と発展に寄与し、県民文化の向上に資することを目的とした「県芸術祭展示部門の移動展」が十月三十日、読谷村立美術館を皮切りにスタート。
 同展の展覧期間は十一月三日までの五日間と、短期間ではあるが本村では「読谷まつり」のイベントに日程を併せて移動展を開催。これは、県民の創造した質の高い芸術を多くの村民に観賞してもらおうと企画されたもの。移動展初日の午前十時、美術館ではオープンセレモニーを館内にて開催。約五十人の関係者の参加するなかテープカットが行われました。
 あいさつに立った山内徳信村長は「県芸術祭の移動展には目の覚めるような素晴らしい芸術作品があり、展示会の都度、新たな芸術に接し、村内の小、中、高の児童生徒にも感動を与えてきた。心の充実を感じながら観て頂けると思う」と語り、多くの人が観賞するよう呼び掛けました。
 今回の展示には絵画六十九点、彫刻七点、写真六十六点が展示され、いずれの作品も県芸術祭でのえりすぐりの芸術作品が展示されました。
 セレモニーの後、展示作品を観賞した村民は、県内芸術家の絵一画や彫刻、写真の作品の前で立ち止まり、一つひとつの芸術品の素晴らしさに感動・感激し、芸術の秋を満喫していました。 また、この日には具志川市の、天願小学校三年生の児童八十人や一般参観者が訪れるなど、初日から大勢の人々で賑わいを見せていました。

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