読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年7月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】S・F・Dなごみの会「作品展」 【写真:1】

 回復途上にある精神療養者の社会復帰の促進を図ることを目的に活動を行なっているSFDなごみの会による「第二回・作品展」が六月三日、四日の両日に中央公民館ギャラリーにて催されました。
 初日のオープンセレーモニーには、民生委員をはじめ、コザ保健所の保健婦などの関係者多数が訪れるなかテープカットが行なわれ、山内村長が「二回目の展示会ができる事には重大な意義がある。なごみの会に集う皆さん方が種子を巻き、今年から花が咲いた。保健婦や民生委員の協力で希望に満ちた展示会が出来ることを心から喜び感謝します」と述べました。
 ギャラリーには、療養者らの精根を込めたタペストリーや手芸品、手作り石けん等の作品群が館内いっぱい並べられ、観賞した関係者を驚嘆させ、また、四日には、村外の精神病院からも看護婦や患者が多数訪れ、展示会を視察するなどして賑わいました。
 展示作品は人気も高く、即売も行なわれるとあって、訪れた人々の買い求める姿も多く、好評を得て終了しました。

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