読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年2月発行 広報よみたん / 10頁

【見出し】アイマスクで視覚障害者体験-音の出る信号機を贈るキャンペーン-喜名小

目の不自由な方へ”音の出る信号機を贈るキャンペーン”の一環として、毎年十二月二十四日は「ラジオチャリティーミュージックソン・アイマスクウォークラリー」(ラジオ沖縄、沖縄県視覚障害者福祉協会主催)が全県下で行われる。
この日、本村の身体障害者協会(渡久山朝昌会長)の視覚障害部でもアイマスクウォークラリーを実施。ラリーには喜名小学校(名嘉山伸子校長)の五年生・七十八人の全児童が参加し、アイマスク歩行で視覚障害者体験を行った。
児童らは二人一組づつに別れ、一人が白い杖を片手にアイマスクをつけ、もう一人が歩行の補助者となって校庭から区内の道路・約六百㍍の道程を歩行した。
目隠しをして歩いた児童らは、恐々とした表情を見せながら、目の見えない不自由さを感じた様子だった。
ラリーに加わった同小五年の教諭は「健康な人が身体の不自由な人の体験を通して、その人々の心を知り、みんなで弱者を助け合いながら生きていこうという教育のために参加した」と話していた。

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