読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年4月発行 広報よみたん / 6頁

【見出し】日々の生活を島言葉で!

 沖縄口の魅力をたずね、日々の生活をシマ言葉で豊かに彩ろうーと、二月二十七日午後、「第二回スリー語やびら沖縄口」(読谷村教育委員会主催)が総合福祉センターにて開催されました。 これは、今失われつつあるウチナーグチを見つめ直し、子供たちに継承しようと開かれているもの。
 沖縄口行事の開催に先立ち村教育委員会では村民を対象にウチナーウタアチミ(琉歌募集)を行った。その結果、村内外の方々から二百首余の琉歌が寄せられた。
 沖縄口のオープニングでは具志堅タケさんと国吉トミさんが民話の世界の語り部として登壇し、「ハブの嫁入り」「エイサーの物語」をウチナーグチで語って訪れた聴衆に感銘を与え、その後、主催者を代表してあいさつにたった伊波清安教育長は「ウチナーグチは文化。ウチナーグチに興味と関心を持って語り継いでいこう」と呼び掛けた。
 ステージプログラムでは小、中学生らによる「ワラビンチャー沖縄口大会」をはじめ、「ワンニンカタヤビラ」と山内村長や野崎文子さん(今を生きる語り部の会)が熱弁。その後は「ミーグスイ、ミミグスイ、ヌチグスイ」と称して、琉舞や組踊「忠臣護佐丸」(喜名)の阿麻和利名乗りの場、歌劇「悪魔狂」(渡慶次)の御願の場、知花盛雄民謡グループによる民謡ショーなどが華やかに披露され、会場を沸かせていた。
 また、応募のあった琉歌は『くとぅばなさき』として冊子にまとめられ、参加者らに配布された。
【ワラビンチャー沖縄口大会の発表者】
・大城ゆいな(渡慶次小二年)
・波平美幸(喜名小五年)
・松田伸也(古堅小五年)
・玉井智文(古堅南小五年)
・与那覇幸枝(読谷中二年)

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。