読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年4月発行 広報よみたん / 8頁

【見出し】94’「おきなわマラソン」沿道の声援にのって中部路をかける

 県内唯一の公認競技「’94おきなわマラソン」(沖縄陸上競技協会、中部市町村圏事務組合、沖縄県公園・スポーツ振興協会、琉球新報社主催)二月二十日、県総合運動公園を発着点として42・195キロのコースに健脚が競われました。
 同大会は、中部広域圏の活性化、圏域住民の健康増進、体力増強、スポーツの振興等の目的から「中部は一つ」を合い言葉に、国際的な規模を展望しつつ開催。今年で第二回目の大会となる。大会コースは中部広域市町村圏の六市町村にまたがり、緑豊かで眺望の変化に富む中部の街路や独特な景観を有する嘉手納基地内道路を通過するコースで、今大会には県内外からのランナーやジョガーらが昨年の第一回大会を約三千人上回る一万百三十七人(男・八千二百八十人、女・千百五十七人)が出場。読谷村からは二百九十人が参加した。
 午前8時、沖縄陸上競技場を一斉にスタートしたランナーらは中部十二市町村の特色ある応援をバックに中部街道をひた走る。その中で、主催団体の一員としての本村の役割は30キロ地点での給水と救護を担当。この地点では役場職員をはじめ村婦人会(安田菊子会長・二十人)が給水班を、村青年会(山内嘉親会長・十人)が救護班を担った。
 さすがに30キロ地点では大多数のランナーの顔にも疲労の色があり。切れ目なく続く疲れた表情のランナーに、婦人会員や青年会員らは「あと少し、ガンバッテ!」と声が枯れる程に声援を送る一方、ランナーに水を差しのべ、筋肉治療用スプレーを吹き掛けマッサージを行うなど大活躍。温かい激励に、ランナーらは「ありがとう」と応え、再び元気を取り戻してゴールに向かって駆けて行った。
 本村での受賞者は次の通り。
【読谷村長賞】
・天久武俊(2・57・31)
【読谷村議会議長賞】
・松嶋あけみ(4・02・57)
 なお、第一回大会では競技の完走者に対し”完走証”が授与されていたが、今大会からは”記録証”が授与された。

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