読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年4月発行 広報よみたん / 8頁

【見出し】訓練に真剣な眼差し-少年消防クラブが野外活動-

 少年消防クラブ員の消防活動を通して、村民への消防活動の理解と防火思想の敬蒙を図ろう-と、読谷消防本部では三月五日午後、「少年消防クラブ野外活動」座喜味の川辺で実施した。
 これは、少年たちが地域を探検し、危険箇所の把握、消防の救助・救急法を体験することによって消防活動への理解と基礎知識の会得を目的に行われたもので、この種の活動は県内では本村が初めて。
 野外活動には消防職・団員をはじめ、渡慶次少年消防クラブ員三十人、座喜味少年消防クラブ員十人の男女四十人が参加する中、座喜味公民館広場では出発式が行われた。
 出発式では棚原栄福消防庁が「初めての体験学習で知識を養い、村民への啓発や訓練に励んでほしい」と激励。これに、少年消防クラブ員を代表して玉城まゆみさんが「消防の皆様方の教えを十分に守り、今日一日一生懸命に頑張ります」と決意表明。その後、全員が隊列を組み、区内に組み、区内にアピールしながら訓練地へと向かった。
 川辺の訓練場所では消防隊員らのテキパキとした指導の下、クラブ員らが機敏に活動を展開。救助活動では川の上に張られたロープを伝わって救出する「三重もあいによる救出」、木と木を結んだロープを伝わる「スタンド渡過」に果敢に挑戦。また、救急活動では三角布を利用した骨折時の「応急法」、出血時に対応する「止血法」などに真剣な眼差しで取り組んでいた。

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