「文化」によって潤いのある人生を演出し、人にやさしい「環境」を創造する作業をより強力に推進しようと、本村では去る七月二日に「読谷村文化協会」(岳原宜正会長)が設立され、村民が主人公となる夢とロマンに満ちた壮大な舞台の創出と、輝かしい未来へのメッセージを伝えるべく、文化協会には十九ジャンルに及ぶ部会が組織され、千人余の人々が加入した。
そのような中、郷土の伝統芸能や民俗芸能などを一堂に集め、文化遺産である座喜味城の価値を村民で見直そうと「城フェスティバル・in座喜味’95」(読谷村教育委員会・文化振興課主催、読谷村文化協会後援)が城を舞台に展開され、多彩なプログラムを披露。今回開かれた城フェスティバルでは、文化協会しまうた部会(大嶺正廣部会長)が主催する「城の風わしま読谷山」(九月二十七日)のイベントを皮切りに幕を開け、三十日には『第四回ユンタンザムラアシビ」と併せ、村立美術館においては県内画家展望展パートⅡ・「沖縄女流美術展』がオープン。十月一日に『第五回棒交流会』、『魅惑の映画音楽』(同二日)の公演が行われ、訪れた延べ四千人の観衆が芸能・芸術の魅力を堪能した。
読谷村文化協会「しまうた部会」が取り組んだ第一弾の公演には琉球舞踊部会(新垣満子部会長)のメンバーが友情出演。ステージでは島太鼓の鮮やかな太鼓演奏を皮切りに、数々の民謡(島唄)や華やかな琉球舞踊が披露され、城内を埋め尽くした約千五百
ムラアシビは琉舞「むんじゅるー」(座喜味千枝子琉舞道場)でオープニング。引き続き「島の響」(創作舞踊あやめの会・当山利恵子教室)、「空手・サイ・ヌンチャクの舞」(古謝弘子琉舞研究所)の後、「四季口説」(楚辺)や「旅口説」(高志保)「京太郎」(長浜)「しょんどう」(瀬名波)「高平良万才」(波平)の五字の芸能が繰り広げられた。
特に、今回演じられた長浜の民俗芸能「京太郎」は約十三年ぶりに復活。ステージでは、75~80歳の役者が演じる滑稽な台詞に、城内は拍手と爆笑の渦に包まれ賑わった。