読谷村商工会(大城勝哲会長)では、ソフトポール競技の技術力の向上と交流による青少年への指導普及を図り、併せて県内外のチームの来村による地域経済の活性化に寄与することを目的に、ソフトポールの全国トップクラスを集めた「春季実業団ソフトポール強化リーグ」(通称・ちゅーばーリーグ)を開催し、県内外の注目を集めました。
実行委員会を結成
この「ちゅーばーリーグ」は、「ユンタンザむらおこし塾」の第1期生・新風の目会を中心とした約100人余の塾卒生(第6期生まで)が提唱。
大会は沖縄海邦国体以来のビックイベントになることから、同商工会ではその企画運営について、昨年の12月24日、村や教育委員会、村議会、読体協、村ソフトボール協会、村内ホテルなどの12団体を網羅した実行委員会(委員長・大城勝哲読谷村商工会会長)を結成し、スポーツ振興と村経済の活性化に努めることを確認し合い、大会成功に向け、行政と地域、住民が一体となった取り組みを展開しました。(※村では大会をバックアップするため、補正予算が組まれました)
12チームで熱戦
その結果、同大会への参加チームは、実業団1、2部、大学リーグなどに所属するいずれも国内トップクラスの実力をもつチームが参加。県外から西日本シロアリ、サガミEC、ホシザキ電気、宮城県選抜、日本体育大学、国士館大学、熊本学園大学、関東学園大学の8チームに、県内からコザスポーツレジャーランド、沖縄国際大学、壮快クラプ、具志川クラプの4四チームが出場し、平和の森球場や村運動広場、多目的広場で競技が行われました。
大会は3月21日・22日に行われましたが、両日とも雨天に見舞われ、最悪のグラウンドコンディション。そのため、競技開始時間も大幅な変更を余儀なくされました。しかし、是非とも大会を成功させようとする実行委員会のメンバーや競技役員らの情熱は固く、水中ポンプやスポンジなどを駆使する一方、砂を搬入して全員でグラウンドを復旧整備。このスタッフの懸命な作業で、試合は、両日とも午後の競技開始となりましたが、予定通り決行されました。
競技は予選リーグ戦及び決勝リーグ戦方式で行われ、初日の予選A~Dリーグ戦を皮切りに熱戦の火ぶたが切られ、2日目に決勝リーグ戦が繰り広げられました。
試合の結果、「第1回ちゅーばーリーグ」は地元・沖縄のコザスポーツレジャーランド(金城博吉監督)が優勝し、初代王者の栄冠に輝きました。
試合結果
▼予選Aリーグ
コザレジャー 6-0 熊本国際大学
コザレジャー 7-2 ホシザキ電気
熊本学園大学 5-4 ホシザキ電気
▼予選Bリーグ
壮快クラプ 4-3 西日本シロアリ
関東学園大学 10-2 西日本シロアリ
関東学園大学 5-2 壮快クラブ
▼予選Cリーグ
宮城県選抜 6-4 国士館大学
国士館大学 4-3 沖縄国際大学
沖縄国際大学 18-3 宮城県選抜
▼予選Dリーグ
日本体育大学 6-2 サガミEC
日本体育大学 8-2 具志川クラブ
具志川クラブ 7-5 サガミEC
【1~4位決定戦】
▼準決勝
日本体育大学 6-0 沖縄国際大学
コザレジャー 11-0 関東学園大学
▼同3位決定戦
関東学園大学 4-3 沖縄国際大学
▼同決勝戦
コザレジャー 3-2 日本体育大学
【5~8位決定戦】
国士館大学 2-1 具志川クラブ
熊本学園大学 2-0 サガミEC
具志川クラプ 3-3 サガミEC
熊本学園大学 5-1 国士館大学
※⑤熊本学園大学、⑥国士館大学、
⑦具志川クラプ、⑧サガミEC
【9~12位決定戦】
西日本シロアリ 6-3 宮城県選抜
壮快クラプ 2-1 ホシザキ電気
西日本シロアリ 6-1 壮快クラプ
ホシザキ電気 7-0 宮城県選抜
※⑨西日本シロアリ、⑩壮快クラプ、
⑪ホシザキ電気、⑫宮城県選抜