読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1998年9月発行 広報よみたん / 6頁

最優秀賞に松田さん~読谷村婦人の主張大会~ 常夏の沖縄を満喫

 読谷村婦人会(池原ケイ子会長)主催の「第31回婦人の主張大会」が7月19日、村中央公民館ホールで開催されました。
 会場には村議会議員や教育委員などの関係者と、各字婦人会員が参加し、大会は池原会長の挨拶に続き、安田慶造村長、伊波清安教育長の激励のあいさつの後、4名の発表者はそれぞれのテーマに沿って主張を展開しました。厳正なる審査の結果、「心に種まきを」と題し、発表した松田政美さん(宇座婦人会)が最優秀賞を受賞。「中部地区婦人の主張大会」への本村代表に決まりました。
 松田さんの発表は「心に種まきを」と題して発表。「子どもとひざを重ねた思い出や本を通してのコミニュケーションと信頼が幼い心にまいた種として子どもの成長を支えてくれること、地域社会の子ども達に優しい町づくりと地域の中で子育て支援する体制の必要性」を強く訴えました。また、読老連比謝矼老人会会長比嘉好子氏の「今、青春明日に向かって」と題しての特別講演や古堅南小学校PTA松田奈穂子さんによる主張がありました。
【発表者と演題】
◆最優秀賞
松田政美さん(宇座婦人会)
「心に種まきを」
◆優秀賞
新里眞里子さん(波平婦人会)
「細やかな体験をとおして思うこと」
◆優秀賞
仲宗根悦子さん(儀間婦人会)
「明日の大地に向かって」
◆優秀賞
長嶺弘子さん(古堅婦人会)
「私の転機」

 北海道池田町・読谷村児童生徒交流事業も今年で17回目を迎え、両町村の交流の絆はますます深められています。この交流事業は、夏には読谷村で、冬には北海道池田町で行なわれ、児童生徒に交流を通して、それぞれの地域の文化や生活習慣、風習などを体験させ、次代を担う青少年の人材育成に努めています。
 今回の交流は7月10日~15日の5泊6日の日程で行なわれ、引率及び児童生徒17人(団長=斉藤英雄利別小学校校長)が本村を訪れました。
 交流団の一行は、初日の歓迎会でお互いのパートナー (民泊家庭)と親交を深めまいした。
 2日目11日)は伊波教育長の講話や村内の名所旧跡などの視察、残波ビーチでの海水浴やガラスボート遊覧、スイカ割りなどで楽しみました。特にガラスボート遊覧では、海中に群舞する熱帯魚や色とりどりの珊瑚礁の素晴らしさと北海道では見ることのできない青い海に大きな歓声をあげていました。
 3日目(12日)は民泊家庭との自由行動で終日ふれあいの時間。
 4日目(13日)の学校訪問では学校で歓迎会を催し、多くの友逹を作りました。また、やちむんの里の陶芸研修所で、シーサーの面づくりを体験しました。
 5日目(14日)は南部戦跡視察。平和の礎、北霊の塔、ひめゆりの塔を参拝し、国際通りではお土産の買い物をしながら公設市場を見学し、色とりどりの魚や豚の頭や足など沖縄ならではの食材を見て驚きっばなしでした。夕方には「お分かれ会」が催され、和やかに交流を深め、別れを惜しみました。
 最終日(15日)は役楊ロビーにて紹介及び見送り式を行ないました。子どもたちは来年2月に池田町で再会することを誓い、想い出を胸に元気に帰路の途につきました。
文・山内昌直(生涯学習課)

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