読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2008年2月発行 広報よみたん / 5頁

海外移住者子弟研修生受入事業 ~研修生が研修報告、琉舞を披露~

12月6日、平成19年度読谷村海外移住者子弟研修生の新城久乃さん(ボリビア)が約5ヵ月の研修を終え、その報告会が役場会議室にて行われました。報告会で新城さんは、三線と琉舞(貫花)を披露し会場を賑やかしました。安田村長は「約5ヶ月間で様々なことを習得する姿を見て感心します。帰国されてから、沖縄で学んだことを今後の人生に生かし、読谷とボリビアの架け橋になっていただけたらと思います。また、研修生を受け入れていただいた多くの方に感謝いたします。」と述べました。

研修報告
新城 久乃
 
 祖父母の故郷である沖縄の研修の機会を与えて下さった安田慶造村長をはじめ、読谷村の皆様方に感謝します。
 私は、この5ヶ月間の研修でたくさんのことを学びました。最初の2週間は読谷村役場で研修をさせていただきました。特に印象深かったのが、商工観光課で、都屋漁協での定置網やセリの見学、市場での体験を行いました。 
 また、ジンベイザメシュノーケルツアーに参加し、間近でサメを見ることができ、とても迫力があってすごかったです。
 8月からはエイサーの練習に参加し、お盆やエイサー祭りで若い青年達と踊ることができ、いい思い出が出来ました。
 ヒスパニック文化センターでは他の市町村の研修生と沖縄の文化、三線、書道、陶芸、生花などを勉強しました。週2回の三線はとても楽しく、たくさんの曲がひけるようになりました。陶芸ではメンシーサやお茶碗等を作りました。フラワーデザシンではブーケや花束など色々な物を作りました。書道と墨絵の授業では自分の作品が展示会にも出せて嬉しかったです。
 9月からは、金城末子琉舞道場で、琉舞を習い、読谷まつりで婦人会と一緒に貫花を披露し、とても嬉しかったです。
 読谷村内の職場研修は、読谷村商工会や残波岬ロイヤルホテルで研修を行いました。残波岬ロイヤルホテルでは、ベルの仕事であいさつの仕方やマナー、敬語での会話の仕方などを学びました。
 この研修で学んだことをボリビアへ帰っても忘れずに生かして行きたいです。また、ボリビアの皆様にも経験したことを伝えていきたいと思います。
 研修期間中、支えてくださった皆さまありがとうございました。

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