読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2009年8月発行 広報よみたん / 15頁

読谷の自然 (159) 昆虫類88 ~キイロヒトリモドキ~ (ヒトリモドキガ科)

九州から南西諸島の島々に分布する南方系のガ。脚をのぞいて全身黄色の毒々しい色をしています。前ばねの長さ約30mm、目玉は灰色です。
 成虫は3~12月に平地の林で見られます。昼間は林の中で休んでいますが、低い場所に止まっているので、林の中を歩いていると、このガがあっちこっちから飛びたちます。 成虫は夜間に活動し、よく灯りに飛んで来ます。成虫の餌は花の蜜で、夜、いろんな花にやってきて、蜜を吸います。 幼虫はガジュマルやイヌビワ(アンマーチーチー)、オオイタビ(イシマキ)などの葉を食べます。
 ヒトリガは、「灯(火)取蛾」の意味で、灯りにくる性質を表しているようです。よく知られているように、ガ(ヒトリガのなかまに限らず)の多くの種は夜間、光に集まります。 沖縄でも、昔、石油(ケロシン)ランプに来るガをヒーチャーサーと呼んでいた地域があるようです。ヒトリモドキガというのは、ヒトリガに似ているところから、その名前がついたのでしょうが、「擬」とは、感じ悪い名前をつけられたものです。

文・写真 沖縄県農業研究センター 小浜 継雄

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